世界にはおよそ2,000種のホタルが生息していて、そのうち40種程度が日本に生息しています。
日本に生息するホタルで代表的なのが、皆様良くご存じのゲンジボタルとヘイケボタルの2種になります。
ゲンジボタルの和名の由来は平家打倒の夢破れ、無念の最期を遂げた源頼政の思いが夜空に高く飛び舞う蛍に喩えられた。 平家に敗れた源頼政が亡霊になり蛍となって戦うと言う伝説があり、「源氏蛍」の名前もここに由来しているそうです。
また、腹部が発光する（光る）ことを、「源氏物語」の主役光源氏にかけたことが由来という説もあり、こちらの場合は清和源氏とは関係はないそうです。
そしてヘイケボタルですが、より小型の別種のホタルが、最終的に源平合戦に勝利した清和源氏と対比する意味で「ヘイケボタル」と名づけられたとそうです。
ホタルの寿命は約一年です。（中には２年～３年かかるものもあるそうです。）幼虫は、約９カ月（７月～翌年４月頃）水中で過ごします。３月下旬～４月初めの雨のそぼ降る夜上陸し、土の中で”繭（まゆ）”をつくり"蛹（さなぎ）”になります。５月下旬～６月にかけて、羽化し成虫になります。成虫は、１～２週間の命ですが、この時期発光して交尾をします。
成虫してから1～2週間の命しかないなんて悲しいですよね。
今年は、もう見れないですが来年みられる際は、是非ホタルについて再度勉強してください。
より楽しめて観察できると思います。
